福井県の相続した一戸建て(築古・中古)、マンション、土地それぞれの売却相場と動向について2025年全般の動向を振り返りつつ、売却市場の特徴や2026年以降の予測を解説しています。
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福井県 中古一戸建て売却の2024年から現在までの売却動向と2026年以降の予測
福井県 中古一戸建ての販売価格推移
【表 2024年~直近までの一戸建ての販売価格推移(単位:万円/月)】
2024年はこれくらいで売れました
仲介 1,577万円で売れました
買取 1,104万円で売れました
2025年はこれくらいで売れました
仲介 1,469万円で売れました
買取 1,028万円で売れました
今これくらいで売れています
- 仲介 1,908万円で売れました
- 買取 1,336万円で売れました
福井県 売れた中古一戸建ての特徴を比較
福井県内で売れた中古一戸建ての特徴を年次で比較します。
2024年から2025年にかけて平均売却価格は微減傾向にあるものの、概ね1,500万円前後で推移しています。
福井県では「築30年」「建物面積133㎡」「土地面積273㎡」前後の中古一戸建てに対する引き合いが強い傾向です。
2024年、2025年ともに人気を集めた最寄り駅は「福井駅」でした。
【福井県で売れた中古一戸建ての特徴 年次推移】
| 売れた特徴 | 2025年 | 2024年 |
|---|---|---|
| 築年数(平均) | 32.05年 | 30.04年 |
| 駅徒歩(平均) | 14.08分 | 13.98分 |
| 建物面積(平均) | 136.97㎡ | 129.69㎡ |
| 土地面積(平均) | 267.24㎡ | 279.16㎡ |
| 価格(平均) | 1,469万円 | 1,577万円 |
| 最寄駅 | 福井駅 | 福井駅 |
2026年以降の一戸建て(築古・中古)需要予測
ずばり、
福井県の中古一戸建ては、
- 主要駅周辺と「福井・鯖江・越前」ラインの需要が期待できます。
- 「持ち家」「一戸建て」を好む県民性が強く、手頃な中古一戸建ては今後も注目され続けるでしょう。
主要駅周辺と「福井・鯖江・越前」ラインの需要が期待できる
中古一戸建ての需要が一定以上ある福井県ですが、市町村によってその勢いには差があります。
例えば嶺北エリアでは福井市、嶺南エリアでは敦賀市や小浜市のように、需要は各地域の中心都市や新幹線停車駅周辺に集中しています。
加えて、福井市南側から続く鯖江市や越前市のエリアは、独自の強い需要が見られます。
このエリアは「共働き率日本一」を支える製造業の集積地であり、福井村田製作所など地域経済を牽引する優良企業に勤務する現役世代の流入が絶えません。
特に越前市は、福井県内で人口減少率が最も緩やかであり、職住近接を求める子育て世代によって、中古住宅市場でも活発な取引が行われています。
「持ち家」「一戸建て」を好む県民性が強い
福井県は持ち家比率が全国トップクラスであり、一戸建て志向が非常に強い地域です。
【持ち家比率と持ち家の内訳】
| 福井県 | 全国 | |
|---|---|---|
| 持ち家比率 | 76.7% | 61.2% |
| 一戸建て比率 | 78.4% | 53.6% |
| 集合住宅比率 | 21.2% | 43.6% |
参考:総務省統計局|社会生活統計指標 −都道府県の指標− 2024
上表のとおり、福井県では「持ち家」「一戸建て」を選ぶ傾向が顕著です。
加えて、近年、国や県による断熱・耐震リフォームに対する補助制度が充実しており、新築よりもコストを抑えながら高性能な住まいを実現できる環境が整っています。
上記のような背景から、中古一戸建て市場は今後も主要都市を中心に安定した需要が見込まれます。
参考:国土交通省|住宅リフォームの支援制度
参考:福井県庁建築住宅課|木造住宅の耐震化に関する補助制度について
福井県 中古マンション売却の2024年から現在までの売却動向と2026年以降の予測
福井県 中古マンションの売却価格推移
【表 2024年~直近までの中古マンション売却価格推移(単位:万円/月)】
※2025年1月、2月はデータがありません。
2024年はこれくらいで売れました
仲介 2,102万円で売れました
買取 1,471万円で売れました
2025年はこれくらいで売れました
仲介 1,901万円で売れました
買取 1,331万円で売れました
今これくらいで売れています
- 仲介 1,993万円で売れました
- 買取 1,395万円で売れました
福井県 売れた中古マンションの特徴を比較
福井県で売れた中古マンションの特徴を年次で比較します。
2024年から2025年までに売れた中古マンションは「築年数」が増えて、価格が下落しています。
福井県で売れやすい中古マンションの特徴は「築25年」「駅から徒歩10分」「専有面積75㎡」前後です。
【福井県で売れた中古マンションの特徴 年次推移】
| 売れた特徴 | 2025年 | 2024年 |
|---|---|---|
| 築年数(平均) | 25.03年 | 21.7年 |
| 駅徒歩(平均) | 11.07分 | 9.61分 |
| 専有面積(平均) | 73.04㎡ | 75.59㎡ |
| 価格(平均) | 1,901万円 | 2,102万円 |
| 最寄駅 | 福井駅 | 福井駅 |
2026年以降の中古マンション需要予測
ずばり、
福井県の中古マンションは、
- 住み替えを検討している高齢層や共働き世帯の需要が期待できます。
- 福井駅や敦賀駅周辺の利便性が高いエリアが注目されています。
「高齢層」や「共働き世帯」による需要が期待できる
郊外の一戸建てからマンションに住み替える高齢層からの需要が期待できます。
福井県内では高齢化の進行に伴い、冬季の除雪負担や庭の手入れを避けたいというニーズが顕在化しています。
さらに、国が推進する「立地適正化計画」により、公共交通機関や医療機関が充実した中心部への居住誘導が進んでいることも、利便性が高いエリアにある中古マンション需要を下支えする要因の一つです。
一方で、時短志向の高まりを背景に若年層からの需要も見込まれます。
2020年の国勢調査では、福井県の共働き率は全国1位となっており、家事や通勤の負担を軽減できる住環境へのニーズが強い地域です。
そのため、福井市や敦賀市の利便性の高いエリアにある中古マンションは、安定した需要が期待できるでしょう。
参考:国土交通省|立地適正化計画とコンパクト・プラス・ネットワーク
参考:福井県庁統計調査課|令和2年国勢調査
都市部の駅チカの中古マンションが注目されている
福井駅周辺では大規模な再開発事業が相次いで完了し、街の景観と利便性が劇的に変化しました。
駅前には分譲マンション・ホテル・商業施設が一体となった複合施設「FUKUMACHI BLOCK」や、再開発ビルの「ハピリン」が誕生し、都市型生活への関心が高まっています。
また、敦賀駅前においても、知育・商業施設「otta(オッタ)」を中心とした整備が進み、交流人口の増加が周辺の居住需要を押し上げています。
上記のような駅周辺の象徴的な開発により、高額な新築マンションに比べて現実的な価格帯で手に入る「駅チカの中古マンション」への需要が見込めます。
福井県 土地売却の2024年から現在までの売却動向と2026年以降の予測
福井県 土地の売却価格推移
【表 2024年~直近までの土地の販売価格推移(単位:万円/月)】
2024年はこれくらいで売れました
仲介 763万円で売れました
買取 534万円で売れました
2025年はこれくらいで売れました
仲介 807万円で売れました
買取 565万円で売れました
今これくらいで売れています
- 仲介 870万円で売れました
- 買取 609万円で売れました
福井県 売れた土地の特徴を比較
福井県で売れた土地の特徴を、年次で比較します。
2025年は2024と比較して、価格が40万ほど上昇しました。
「駅から徒歩15分」「面積162㎡」といった特徴の土地を中心に取引されています。
2024年に引き続き、2025年は「福井駅」周辺が人気です。
【福井県で売れた土地の特徴 年次推移】
| 売れた特徴 | 2025年 | 2024年 |
|---|---|---|
| 駅徒歩(平均) | 15.16分 | 14.12分 |
| 面積(平均) | 162.66㎡ | 162.22㎡ |
| 価格(平均) | 807万円 | 763万円 |
| 最寄駅 | 福井駅 | 福井駅 |
2026年以降の土地需要予測
ずばり、
福井県の土地需要は、
- 住宅地の地価公示が30年ぶりに下げ止まり、高まりをみせています。
- 今後は福井市だけではなく、嶺南地方でも期待できるでしょう。
住宅地の地価公示が30年ぶりに下げ止まる
長い間下落傾向にあった福井県の土地価格は、2024年の北陸新幹線延伸を経て、2026年に入り明確な回復の兆しを見せています。
2026年3月の公示地価では、県内の住宅地が前年から横ばいとなり、1996年以来30年ぶりに下げ止まりを記録しました。
特に新幹線停車駅である福井駅や敦賀駅、そして新駅が誕生した越前たけふ駅周辺では、再開発による利便性向上を背景に、住宅用地としての需要が期待できます。
特に越前たけふ駅周辺では、ドーミーインなどのホテルを展開する「共立メンテナンス」が越前市と共同でホテルや温浴施設など計画するなど、様々な整備計画が予定されています。
参考:福井県庁土木管理課|地価公示結果
参考:越前市役所産業観光部|越前たけふ駅周辺整備推進事業 事業実施計画書
嶺南地方においても土地需要が期待できる
地価の回復は嶺北地方だけではありません。
嶺南地方においても、北陸新幹線の「敦賀以西ルート」として有力な「小浜・京都ルート」への期待が2026年現在も根強く、中継地候補である小浜市の地価公示は県内で3位の高価格を維持しています。
小浜市では「産業団地」などの新たな産業拠点の活用が本格化しており、これに伴う企業立地と従業員向けの住宅用地確保の動きが地価を下支えとなっています。
また、2014年に全面開通した舞鶴若狭自動車道によって、嶺南地方と近畿圏とのアクセスが劇的に向上した点も、小浜市に工場や物流拠点の新設を後押しする要因の一つです。
今後も小浜インターチェンジ付近や生活利便施設が集積する市街地の平坦な土地は「嶺南の重要拠点」として、安定した需要が予測されます。
参考:小浜市役所商工振興課|小浜市での立地をお考えの皆様へ・・・企業立地のご案内
福井県の不動産市況に関連する重要マクロデータの推移

人口推移について
減少傾向は今後も継続
2025年10月1日時点の福井県の人口は73万1,805人で、前年同月(73万8,691人)から6,886人少なくなりました。
ピーク時の2000年には約89万9,000人が居住していましたが、2025年までに約16万7,000人減っています。
今後も人口は減少傾向が続くと予測されており、2040年には63万9,000人、2060年には50万3,000人まで縮小する見込みです。
人口増減率について
全市町村で見られる人口減少傾向
2025年時点の市町村別の人口増減率を見ると、前年と比較してすべての市町村で減少しています。
【2025年 福井県内の増減率ベスト5】
| 順位 | 市区町村 | 増減率 |
|---|---|---|
| 1位 | 越前市 | -0.30% |
| 2位 | 鯖江市 | -0.40% |
| 3位 | おおい町 | -0.61% |
| 4位 | 坂井市 | -0.65% |
| 5位 | 福井市 | -0.80% |
【2025年 福井県内の増減率ワースト5】
| 順位 | 市区町村 | 増減率 |
|---|---|---|
| 1位 | 池田町 | -3.40% |
| 2位 | 大野市 | -2.35% |
| 3位 | 南越前町 | -2.28% |
| 4位 | 若狭町 | -2.02% |
| 5位 | 美浜町 | -1.89% |
鯖江市や坂井市のように、移住施策や地場産業の影響により、転入が転出を上回る「社会増」となっている市町村もあります。
しかし、死亡数が出生数を上回る自然減の影響が大きく、自治体全体の人口としては減少傾向が続いています。
年齢構成について
進む少子高齢化
福井県の年齢構成は以下のとおりです。
【年齢3区分別人口の比較】
| 年齢3区分別 | 2025年10月 人口(構成比) |
2020年10月 人口(構成比) |
|---|---|---|
| 年少人口 (0~14歳) |
8万4,033人 (11.7%) |
9万5,544人 (12.6%) |
| 生産年齢人口 (15~64歳) |
40万5,694人 (56.3%) |
42万7984人 (56.6%) |
| 老齢人口 (65歳以上) |
23万1,427人 (32.1%) |
23万2,684人 (30.8%) |
年少人口は5年前と比較して約1万人以上、生産年齢人口は約2万人以上減少しています。
日本全体で進行中である少子高齢化は、福井県でも課題です。
世帯数について
世帯数増加が与える明るい影響
福井県の世帯数は2025年10月時点で30万707世帯となり、前年同月比(29万8,603世帯)と比べて2,104世帯増加しました。
10年前の2015年と比較すると以下のとおりです。
【世帯数及び1世帯あたりの人員比較】
| 2025年 | 2015年 | |
|---|---|---|
| 世帯数 | 30万707世帯 | 27万9,687世帯 |
| 世帯当たり人員 | 2.43人 | 2.81人 |
2015年から2025年までの10年間で約2万1,000世帯以上増加しました。
一方で、1世帯あたりの人員は減少していることから、単身世帯や核家族世帯の増加が考えられます。
世帯数の増加は不動産価格を下支えする要因となるでしょう。
参考:福井県庁統計調査課|福井県の推計人口(年報) 令和7年

