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おすすめの活用方法5選 一覧
- 1.アパート・マンションなどに建て替える
- 2.戸建てのまま賃貸経営する
- 3.コミュニティの場としてリノベーションする
- 4.空き家バンクに登録する
- 5.カフェなど商業施設としてリノベーションする
1.アパート・マンションに建て替える
【福岡県でアパート・マンションに建て替える活用の事業評価】
向いている地域 |
始めやすさ |
収益性 |
リスク |
広域で需要あり 特に北九州市、筑後地区、飯塚市など |
× |
◎ |
△ |
アパート・マンションへの建て替えは初期投資が高額なため始めやすいとは言えませんが、地域のニーズをきちんと掴み、それにあった物件を建てることで長く安定した収益性を見込めます。
ただし、ニーズを見誤ると入居者が集まらない可能性があるため、その点はリスクとして考えておくべきでしょう。
福岡県は年々、広域で地価が上昇し続けており、需要は今後もおおむね衰退はしない見込みです。
また、北九州市は2022年春に開業した「ジ・アウトレット 北九州」の影響を受けて地価が上昇しているため、需要が高まる可能性があります。
築後地区は昨年資生堂の新工場が出来たこともあり、近辺での需要が高まる見込みはあるでしょう。飯塚市は福岡県においてベッドタウンのような位置づけにあり、都市への通勤・通学がしやすいため、幅広い年代の需要を拾える傾向にあります。
2.戸建てのまま賃貸経営する
【戸建てのまま賃貸経営する活用の事業評価】
向いている地域 |
始めやすさ |
収益性 |
リスク |
広域で需要あり 特に北九州市、筑後地区、飯塚市など |
◎ |
◎ |
△ |
空き家を取り壊さずにそのまま活かし、「リノベーション」なり「リフォーム」なりを施して貸す、という活用方法です。
アパート・マンションへの建て替えに比べると初期費用ははるかに安く済みますし、一度入居者が決まればより長く住んでくれる傾向にありますので、安定した収益が見込めます。
また、福岡県であれば博多など観光地に近いところなら、民泊を経営するというのも一つの手です。
ただし、こちらも地域のニーズを見誤ると、入居者が集まらず、アパート・マンションに対して戸数があるわけではないので、その間の収益はゼロになるというのがリスクです。
向いている地域は前章で紹介した北九州市、築後地区、飯塚市に加え、民泊なら博多、福岡市・糸島市の観光スポット周辺などで需要が拾える可能性があります。
3.コミュニティの場としてリノベーションする
【表 コミュニティの場としてリノベーションする場合の適性度データ】
向いている地域 |
始めやすさ |
収益性 |
リスク |
広域で需要あり |
〇 |
△ |
〇 |
福岡県では、地域コミュニティ活性化支援事業などに力を入れているため、使用予定のない空き家をコミュニティの場としてリノベーションするという活用も選択肢の一つです。
空き家の状態が悪くなければ、最低限のリフォームをするだけで始められます。なお、指定の条件に当てはまれば、「地域集会施設建設等助成制度」等助成金が受けられる場合もあります。
公的団体に貸すなどすれば、収益性も見込めるでしょう。賃貸経営に比べてリスクも比較的少なめです。
ただし、収益性は高いとは言えませんし、需要がなければ改装にかけた資金がかえって負債にもなりかねませんので、まずは行政機関に相談した上で挑戦なさると良いでしょう。
4.空き家バンクに登録する
【表 空き家バンクに登録する場合の適性度データ】
向いている地域 |
始めやすさ |
収益性 |
リスク |
広域で需要あり 東峰村など、地方でも成功の可能性あり |
◎ |
〇 |
◎ |
福岡県は、全国的に見ても空き家対策にかなり力を入れている県の一つです。
例えば、「イエカツ」という空き家サポートセンターを県が配置しており、空き家相談から、活用・処分に関する提案、業者とのマッチングまでをワンストップで行っています。
加えて空き家バンクも2種類設けられており、そのうちの「空き家DE暮らす」は、里山暮らし、自然豊かなどの好みの条件20項目から選んで物件を探せるため、土地活用がしにくい地方でも需要が見つかる可能性があるのは利点です。
登録するだけで始められますのでリスクもほとんどなく、始めやすい、お手軽な活用方法と言えるでしょう。
5.カフェなど商業施設としてリノベーションする
【表 カフェなど商業施設としてリノベーションする場合の適性度データ】
向いている地域 |
始めやすさ |
収益性 |
リスク |
福岡市、北九州市、糸島市、太宰府市 |
△ |
◎ |
△ |
福岡県はグルメを楽しみに観光に来る方も少なくないので、立地さえよければカフェなど商業施設としてリノベーションするのは一定の需要があるでしょう。成功すれば、高い収益性も見込めます。
観光スポットの多い福岡市や北九州市、豊かな自然に恵まれた糸島市・太宰府市などでは、観光に来た人たちが立ち寄れるような古民家カフェ、レストランなどのニーズがつかめる可能性があります。
ただ、構造上飲食店への作り変えが出来ないものがあることには注意しなければなりません。また、土地活用は全てにおいてニーズを満たせることが大切になりますので、こちらもそれを見誤ることによるリスクに気をつけましょう。