福岡県の相続した一戸建て(築古・中古)、マンション、土地それぞれの売却相場と動向について2022年全般の動向を振り返りつつ、 売却市場の特徴を解説しています。
コンテンツ
福岡県 中古一戸建て売却の2021年から現在までの売却動向と2023年の予測
福岡県 中古一戸建ての販売価格推移
【表 2021年~2023年2月までの一戸建ての販売価格推移(単位:万円/月)】
2021年はこれくらいで売れました
仲介 3,329万円で売れました
買取 2,330万円で売れました
2022年はこれくらいで売れました
仲介 3,612万円で売れました
買取 2,528万円で売れました
今これくらいで売れています
- 仲介 3,997万円で売れました
- 買取 2,797万円で売れました
福岡県 売れた中古一戸建ての特徴を比較
福岡県で売れた中古一戸建ての特徴を、年次で比較します。
【福岡県で売れた中古一戸建ての特徴 年次推移】
売れる特徴 |
2022年 |
2021年 |
築年数(平均) |
24.1年 |
24年 |
駅徒歩(平均) |
14分 |
13.8分 |
建物面積(平均) |
162.3㎡ |
151.2㎡ |
土地面積(平均) |
285.5㎡ |
259.6㎡ |
価格(平均) |
3,438万円 |
3,328万円 |
最寄駅 |
高宮 |
高宮 |
参照:国土交通省 不動産情報ライブラリ
・2023年度の推移予測
人口の多い福岡市や北九州市、久留米市の利便性の高い駅徒歩15分以内、建物面積100~120㎡の中古戸建ての引き合いは続くでしょう。
テレワークの普及により人気が出た糸島市や筑紫野市の120㎡以上の広い戸建ても需要が高く、引き合いが強いと見られます。
また、久留米市田主丸町は昨年大手化粧品メーカー資生堂の工場が新しく完成したことで、飯塚市は今年大型商業施設ゆめタウンの開業が控えていることで注目が集まっています。
福岡県 中古マンション売却の2021年から現在までの売却動向と2023年の予測
福岡県 中古マンションの販売価格推移
【表 2021年~2023年2月までのマンションの販売価格推移(単位:万円/月)】
2021年はこれくらいで売れました
仲介 1,853万円で売れました
買取 1,297万円で売れました
2022年はこれくらいで売れました
仲介 1,807万円で売れました
買取 1,265万円で売れました
今これくらいで売れています
- 仲介 1,911万円で売れました
- 買取 1,337万円で売れました
福岡県 売れた中古マンションの特徴を比較
福岡県で売れた中古マンションの特徴を、年次で比較します。
【福岡県で売れた中古マンションの特徴 年次推移】
売れる特徴 |
2022年 |
2021年 |
築年数(平均) |
24.8年 |
22.8年 |
駅徒歩(平均) |
10分 |
10分 |
面積(平均) |
56.4㎡ |
55.6㎡ |
価格(平均) |
1,846万円 |
1,853万円 |
最寄駅 |
博多 |
博多 |
参照:国土交通省 不動産情報ライブラリ
・2023年度の推移予測
中古マンションの引き合いが多いのも福岡市になり、次いで北九州市となります。
特に博多区の博多駅や中央区の大濠公園、赤坂、 西鉄平尾駅は需要が高いままでしょう。
福岡県ではマンション人気が高いため、駅の徒歩10分以内の3DK,3LDKはどのエリアでも引き合いが続くと思われます。
飯塚市は今年大型商業施設ゆめタウンの開業が控えているため注目が集まると予測されます。
福岡県 土地売却の2021年から現在までの売却動向と2023年の予測
福岡県 土地の販売価格推移
【表 2021年~2023年2月までの土地の販売価格推移(単位:万円/月)】
2021年はこれくらいで売れました
仲介 2,463万円で売れました
買取 1,724万円で売れました
2022年はこれくらいで売れました
仲介 2,231万円で売れました
買取 1,561万円で売れました
今これくらいで売れています
- 仲介 2,401万円で売れました
- 買取 1,680万円で売れました
福岡県 売れた土地の特徴を比較
福岡県で売れた土地の特徴を、年次で比較します。
【福岡県で売れた土地の特徴 年次推移】
売れる特徴 |
2022年 |
2021年 |
駅徒歩(平均) |
14分 |
13.9分 |
広さ(平均) |
397.3㎡ |
398.5㎡ |
価格(平均) |
3,177万円 |
3,337万円 |
最寄駅 |
羽犬塚 |
羽犬塚 |
参照:国土交通省 不動産情報ライブラリ
・2023年度の推移予測
断トツで土地の相場が高いのは福岡市中央区になりますが、福岡市は全体的に土地不足で市場にそこまで出回ることはないと思われます。売りやすい状態は続くでしょう。
加えて羽犬塚駅周辺にある八女IC付近の土地の引き合いも続くと見込まれます。
また、博多駅までのアクセスの良さから、古賀市は地価が上がっていて、引き合いが高くなる可能性があり、久留米市田主丸町は昨年大手化粧品メーカー資生堂の工場が新しく完成したことで注目が集まっています。
田主丸町エリアでは住居が不足していて、今後需要が高まることが予想されます。
さらに飯塚市は今年大型商業施設ゆめタウンの開業が控えていることもあり地価が上昇しています。
福岡県の不動産市況に関連する重要マクロデータの推移
・人口推移について
福岡県の人口は増加傾向にありましたが令和3年10月の調査では減少しています。増加しているのは福岡地域だけで、人口の福岡市への一極集中が加速気味ですが、人口密度は春日市がトップ、次いで志免町となっています。
・人口増加率について
人口増加数は福岡市が最も多く、次いで糸島市、筑紫野市となっていますが、人口増加率では福津市、次いで糸島市、久山町になります。
・年齢構成について
人口の平均年齢は上昇傾向にあり、年少人口と生産年齢人口が減少している一方で老年人口は増加しています。
福岡地域では老年人口割合が24.1%と最も低くなっていますが、筑豊地域は36.0%と最も高く、地域によって年齢構造が異なるのが特徴です。
・世帯数について
令和3年10月の調査では1世帯あたりの人数は減少していますが、総世帯数は増加しています。
参照:福岡県庁 調査統計課 分析第一班「令和3年福岡県の人口と世帯年報 」