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古賀市にお住まいのSさんが「兄弟で相続した一戸建てを売却する事例」
概要
相続人 |
40代長男(Sさん)、40代次男、40代長女 |
不動産所在地 |
福岡県古賀市 |
不動産種別 |
一戸建て |
延べ床面積 |
約120㎡ |
売却価格 |
約2,800万円 |
売却を検討するまでの流れ
Sさんは古賀市のご実家にお父様とお住まいでしたが、お父様が亡くなったためご実家を相続することになりました。
Sさんは弟さんと妹さん合わせて三人兄弟で、特に遺言もなかったためご実家の3分の1を相続することになります。
ですがSさんは自分たち家族が親の面倒を長年みてきたのに他の2人と同じ分け前だということがどうも納得できません。
弁護士に相談に行くとSさんには寄与分※があることや特別寄与料※が請求できるということがわかります。
結果的に実家を売却し、その売却費の中から受け取るということで皆が納得しました。
※寄与分とは
相続人が被相続人の財産の維持・増加に特別な貢献をした場合、相続財産を多くもらえる制度。
※特別寄与料とは
2019年7月1日に導入。相続人以外の親族が被相続人に対し無償で療養看護などを行なった場合、相続人に対して金銭の請求ができるという制度。
売却にあたっての悩み
実際売ってくれる事はもちろんですが、特殊な相続をするので、そこも含めて相談に乗ってくれる不動産屋さんを見つけなければならいと思っていた事です。
不動産屋さん(売却パートナー)の探し方・選び方
Sさんは地元に強く、実店舗が近くにあり、いつでも相談に行け、なるべく早く売却できそうな不動産会社を探しました。広告がよく目にする会社でも、近くに店舗がない不動産は不安だったのです。
幾つか話を聞いて回り、相続の事情なども話すことができ、経験のある弁護士も紹介する事ができるという不動産会社に決めました。
売却成功までの流れ
まず不動産を被相続人から相続人への名義変更を、Sさん1人を名義人として売却し、その後分け合う「換価分割※」で行うことにしました。
実際に物件近くに住んでいて、動けるのがSさんだけだったからです。このように代表者を1人にすることで売却手続きを簡略にすることができます。
ですがこれにはデメリットもあり、固定資産税の納税義務を代表者1人が負うことになってしまいます。
きちんと相続人の間で話し合っておくと良いでしょう。
結果的に4ヶ月で売却ができ、話し合いも弁護士を通したことでスムーズに行うことができました。
※換価分割とは
法定相続人の間で、遺産を売却して得た売却金を現金化してから分割する方法。
北九州市にお住まいのHさんが「相続予定の空き家を更地にして売却する事例」
概要
被相続人 |
70代男性 |
不動産所在地 |
福岡県北九州市若松区 |
不動産種別 |
空き家 |
面積 |
約180㎡ |
売却価格 |
約1,200万円 |
売却を検討するまでの流れ
Hさんは数年前親から譲り受けそのままにしていた築古の空き家を、将来お子様2人にそのまま相続する予定でしたが、資産価値がないので相続したくないと言われてしまいました。
売却にあたっての悩み
資産価値のない古い空き家が売れるのかどうかがHさんの悩みでした。
不動産屋さん(売却パートナー)の探し方・選び方
Hさんは空き家の扱いが多い不動産会社を探し、詳しく話を聞きました。
そこで空き家でも売りやすいもの、売れにくいものがあったり、更地にすると売れやすくなると知り、きちんとどうしたら売却ができるのかアドバイスをしてもらえる不動産会社を選ぶことにしました。
売却成功までの流れ
不動産会社に相談した結果、Hさんは立地的に土地の需要があると判断できました。
今のままでは売却も難しいと判断し、思い切って空き家を解体し、更地にして売却することにしました。
空き家を解体し、新しく家を立てることができるよう更地にしたことで売却の可能性が広がり、6ヶ月かけて土地を売却することができました。
Hさんは使っていなかった空き家の相続に関する不安がなくなり、一安心のようです。
福岡市にお住まいのKさんが「相続したマンションを売却する事例」
概要
相続人 |
50代長男(Kさん) |
不動産所在地 |
福岡県福岡市東区 |
不動産種別 |
マンション |
面積 |
約50㎡ |
売却価格 |
約2,800万円 |
売却を検討するまでの流れ
Kさんは父親が住んでいたマンションを相続し、そのまま保有して賃貸経営するか売却するか悩んで不動産会社に相談に行き、結果的に売却することに決めました。
売却にあたっての悩み
賃貸でも売却でも良かったが、損をしたくないとのことで慎重であったようです。
不動産屋さん(売却パートナー)の探し方・選び方
マンションの売却実績が豊富で、ただ売ればいいという話だけではなく、賃貸経営するとしたらどうなるのか等、比較して説明してくれる所がいいと思い賃貸経営にも詳しい不動産会社を探しました。
売却成功までの流れ
相続人はKさんだけでしたので売却をめぐって揉めるということはありませんでした。
Kさんは不動産会社に相談することで、不動産を売った方が良いという結論を出すことができました。
その結論に至ったのは、賃貸経営していくにはどうしたらよいかイメージした時、マンションを経営していく手間暇は自分にはないと思ったからです。
売却できればすぐに現金が入るという点も魅力でした。
幸いKさんが相続したマンションは千早駅から近く、築年数もそこまで古くないものだったので売りやすいとアドバイスを受け、少々強気な価格で売りに出してみたところ、3ヶ月で売却することができました。
埼玉県にお住まいのIさんが「遠方に住む兄弟で相続した一戸建てを売却する事例」
概要
相続人 |
50代長男(Iさん)、50代次男 |
不動産所在地 |
福岡県北九州市小倉北 |
不動産種別 |
一戸建て |
建物面積 |
約110㎡ |
売却価格 |
約1,400万円 |
売却を検討するまでの流れ
Iさんは現在埼玉県にお住まいで、東京都に弟さんがいらっしゃいます。
福岡県にある実家を相続し、Iさんは売りたいと思いましたが弟さんは思い入れのある実家を残したいと売ることに反対しています。
売却にあたっての悩み
弟さんの説得が自分でできるのか不安があるのと、一時期ペットを飼っていたこともあり、家の状態が良いとは言えないことがネックとなるのではないかとお悩みでした。
不動産屋さん(売却パートナー)の探し方・選び方
Iさんはなかなか福岡に行くことができないので、遠方からでも頼みやすいインターネットに強い不動産会社であることを第一優先とし、最終的に相続の話にも強く、売りたくないという弟さんの説得も手伝ってもらえる所に決めました。
売却成功までの流れ
Iさんは不動産会社にも手伝ってもらい今後支払わなくてはならない税金や空き家を放置することのリスクを弟さんに話し説得。「相場以下では売らない」という条件付きで売却することになりました。
Iさんの場合は、小倉駅に行きやすいという、結果的に立地が良かったことが功をなしました。
売りに出して4ヶ月で、北九州市に引っ越す予定の大阪の夫婦に売却することができたのです。
現地にいないからといって相続した物件が売却できないわけではありません。
インターネットに強い不動産会社を探すことで、買い手も限定されにくくなります。
売却のメリットをきちんと弟さんに伝えることができ、合意を得られたことも良かったと言えるでしょう。
福岡県にお住まいのOさんが「一戸建てを相続するために代償分割する事例」
概要
相続人 |
50代長女(Oさん)、50代次女 |
不動産所在地 |
福岡県糸島市 |
不動産種別 |
一戸建て |
建物面積 |
約100㎡ |
代償分割※するまでの流れ
本件は「売却」をせずに、相続住居に引き続き住み続ける事例となります。
Oさん家族はOさんのお母様と一戸建てに同居していましたが、お母様が他界。
長崎県に住む妹さんとOさんで相続することになりました。
妹さんは実家を売却することを提案してきましたが、Oさんは住む場所を変えたくなかったため、弁護士にどうにかならないかと相談に行きます。
売却にあたっての悩み
不動産の評価方法を「固定資産税評価額」にして少しでも支払う現金を抑えたいOさんと、「時価」にして少しでも相続できる金額を上げたい妹さんで、意見が割れてしまったことが悩みとなりました。
弁護士の探し方・選び方
Oさんはとにかく相続に強く、似たような事例の経験が豊富な地元の弁護士を探し、ホームページがきちんとしていて口コミが良い人に決めました。
成功までの流れ
弁護士から「代償分割」にすれば実家をOさんのものにできるという話を聞き、妹さんに現金を支払うことに決めました。
最終的に不動産の評価方法は相続者で決めることが出来ます。
Oさんは弁護士も交えて妹さんと話し合い、評価方法を「固定資産税評価額」にすることで合意しました。
その評価方法から評価額を明らかにし、そこから代償金を計算し、妹さんに法定相続分となる分を払って代償分割が完了です。
代償分割でかかる相続税については国税庁のホームページをご覧ください。
※代償分割とは
相続人のうちの1人または数人が相続財産を現物で取得し、現物を取得した人が他の相続人に現金を支払う方法。