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【2025年版 総合】山形県 相続不動産の売却相場解説と予測

山形県の相続した一戸建て(築古・中古)、マンション、土地それぞれの売却相場と動向について2024年全般の動向を振り返りつつ、売却市場の特徴や2025年以降の予測を解説しています。

山形県 中古一戸建て売却の2023年から現在までの売却動向と2025年以降の予測

・山形県 中古一戸建ての販売価格推移

【表 2023年~直近までの一戸建ての販売価格推移(単位:万円/月 )】

2023年はこれくらいで売れました

仲介 1,477万円で売れました
買取 1,034万円で売れました

2024年はこれくらいで売れました

仲介 1,462万円で売れました
買取 1,023万円で売れました

今これくらいで売れています

仲介 1,442万円で売れました
買取 1,009万円で売れました

・山形県 売れた中古一戸建ての特徴を比較

山形県で売れた中古一戸建ての特徴を、年次で比較します。
2023年から2024年にかけて売れた中古一戸建ては、平均売却価格に大きな変化はありません。
山形県では「築30年」前後で、「建物面積130㎡」「土地面積280㎡」以上の中古一戸建てに引き合いが強い傾向にあります。
また、2023年、2024年ともに人気だった最寄り駅は「山形駅」でした。

【山形県で売れた中古一戸建ての特徴 年次推移】

売れた特徴

2024年

2023年

築年数(平均)

31.91年

30.3年

駅徒歩(平均)

13.3分

13.56分

建物面積(平均)

145.24㎡

132.30㎡

土地面積(平均)

355.22㎡

280.34㎡

価格(平均)

1,462万円

1,477万円

最寄駅

山形駅

山形駅

参照: 国土交通省 不動産情報ライブラリ

・2025年以降の一戸建て(築古・中古)需要予測

ずばり、

山形県の中古一戸建て需要は、

  • 県内で大きな地域差があります。
  • 村山地域に人気が集まっています。

中古一戸建ての需要に地域差がある

山形県はマンション等の集合住宅よりも一戸建て住宅を好む傾向が全国的にも高いです。

総務省統計局が発表している持ち家比率のデータ(2018年時点)によると、山形県は「一戸建て」比率が77.6%を占めており、全国で3番目に高い水準となっています。
また、国土交通省の「令和5年住生活総合調査結果」によると、ここ10年間で新築住宅よりも中古住宅を検討する人が増加しており、中古住宅の需要が年々増加していくことが見込まれます。

ただし、山形県内でも地域によって市場状況は異なります。
例えば、山形県では山形市や鶴岡市などの中心都市に人口が集中しており、人口が多く利便性の高い地域では中古一戸建ての需要も高く、売却しやすい傾向にあります。

一方で、「庄内地域」や「置賜地域」では人口減少が進み、過疎化が見られる市町村もあり、中古一戸建ての売却に時間を要したり、価格が伸び悩んだりするケースも少なくありません。

このように、山形県の不動産市場は「売れやすい地域」と「売れにくい地域」が二極化しているのが実情です。
売却を検討する際は、地域の特性を踏まえ、地元の不動産会社に相談して適切な売り出し方を検討することが重要です。

参考:総務省統計局|「社会生活統計指標 −都道府県の指標− 2022」
参考:国土交通省|令和5年住生活総合調査結果(速報集計)のポイント

売れやすいのは「村山地域」

山形県の「村山地域」、「最上地域」、「庄内地域」、「置賜地域」の4地域のうち、売れやすいのは人口が集中している「村山地域」です。

村山地域は仙台市にも近く、「山形駅」から「仙台駅」までは乗り換え無しで行くことが可能です。
また、山形市はもちろん、隣接する天童市や上山市も人気が高いです。

そして、近年は東根市が注目を集めています。
東根市には、「山形空港」があるため、札幌、東京、名古屋、大阪といった大都市へのアクセスが良好です。
さらに、山形新幹線の停車駅である「さくらんぼ東根駅」に加え、高速道路のインターチェンジが2か所、主要幹線道路も整備されているため、県内外へのアクセスに優れた立地です。
すべての市町村で人口減少している中、東根市は山形県でトップクラスに減少率も低く、ファミリー世帯からの需要が見込めるでしょう。

参考:国土交通省 山形河川国道事務所|地方生活圏から見た山形県
参考:東根市役所 総合政策部|ひがしね紹介

山形県 中古マンション売却の2023年から現在までの売却動向と2025年以降の予測

・山形県 中古マンションの売却価格推移

【表 2023年~直近までの中古マンション売却価格推移(単位:万円/月 )】

※2025年1月、2月はデータがありません。

2023年はこれくらいで売れました

仲介 1,669万円で売れました
買取 1,168万円で売れました

2024年はこれくらいで売れました

仲介 1,191万円で売れました
買取 834万円で売れました

今これくらいで売れています

仲介 1,040万円で売れました
買取 728万円で売れました

・山形県 売れた中古マンションの特徴を比較

山形県で売れた中古マンションの特徴を、年次で比較します。
2023年から2024年までに売れた中古マンションは「専有面積」がコンパクトになり、それに伴い価格も下落しています。

山形県で売れやすい中古マンションの特徴は「築20年」「駅から徒歩16分」「専有面積50㎡」前後となります。

【山形県で売れた中古マンションの特徴 年次推移】

売れた特徴

2024年

2023年

築年数(平均)

19.99年

23.5年

駅徒歩(平均)

16.41分

15.39分

専有面積(平均)

49.53㎡

71.90㎡

価格(平均)

1,191万円

1,669万円

最寄駅

山形駅

山形駅

参照: 国土交通省 不動産情報ライブラリ

・2025年以降の中古マンション需要予測

ずばり、

山形県の中古マンションは、

  • 需要が低めなので、タイミングを見計らって売却しましょう。

幅広い物件にニーズがあるものの需要は低め

2023年に売れた中古マンションの特徴は、専有面積が「70㎡前後」のファミリー世帯向けの物件です。
2024年になると専有面積は「49㎡」と大幅にコンパクトな物件に引き合いが強まりました。
49㎡程度の場合、1LDKから2LDKといった間取りが多く、単身世帯や少人数世帯向けの物件が中心となります。

このように、山形県の中古マンション市場ではファミリー世帯から単身向けまで幅広い物件にニーズが見込めます。

しかし、山形県では一戸建て住宅を好む傾向が強く、マンションの需要はもともと低めです。
そのため、売却を検討する際は、売れるタイミングを見極めることが重要になります。

スムーズな売却を目指すなら、地域の市場に詳しい地元の不動産会社に相談するのがおすすめです。

山形県 土地売却の2023年から現在までの売却動向と2025年以降の予測

・山形県 土地の売却価格推移

【表 2023年~直近までの土地の販売価格推移(単位:万円/月 )】

2023年はこれくらいで売れました

仲介 918万円で売れました
買取 643万円で売れました

2024年はこれくらいで売れました

仲介 1,050万円で売れました
買取 735万円で売れました

今これくらいで売れています

仲介 2,665万円で売れました
買取 1,866万円で売れました

・山形県 売れた土地の特徴を比較

山形県で売れた土地の特徴を、年次で比較します。
2024年は2023と比較して、面積が広い土地に引き合いがあり、「駅から徒歩15分」「面積470㎡」前後といった特徴の土地を中心に取引されました。

2023年に引き続き、2024年はよりアクセスが良い「山形駅」周辺に人気が集まりました。

【山形県で売れた土地の特徴 年次推移】

売れた特徴

2024年

2023年

駅徒歩(平均)

15.16分

15.43分

面積(平均)

470.8㎡

338.24㎡

価格(平均)

1,050万円

918万円

最寄駅

山形駅

山形駅

参照: 国土交通省 不動産情報ライブラリ

・2025年以降の土地需要予測

ずばり、

山形県の土地需要は、

  • 地域によっては見込めないところもあります。
  • 山形市・米沢市、その周辺地域では今後の需要が期待できます!

地域によっては売れづらい地域も

2024年の地価公示によると、山形県内の住宅地は全体的に大きな値上がりを示した地点は見られず、多くの地点で価格は横ばい、もしくは下落傾向となっています。
特に郊外の人口減少が顕著な地域では、土地需要の低下が価格の伸び悩みに直結している状況です。

中でも、戸沢村や朝日町など人口減少が進む地域では、住宅地としての土地需要が限定的であり、このままでは土地が売れない、あるいは売却までに長期間を要する可能性があります。
このような地域においては、住宅用地としての売却にこだわらず、地元の不動産会社へ相談し、農地・資材置き場など住宅地以外の用途への転用や活用方法を検討することも1つの手段です。

人口動態や地域の需要構造を踏まえた柔軟な活用方針を立てることで、売れづらい土地でも価値を見いだし、資産としての活用を図ることできるでしょう。

参考:山形県県土整備部県土利用政策課|令和6年度山形県地価調査結果
参考:山形県庁 みらい企画創造部|山形県社会的移動人口調査結果報告書 Ⅰ 山形県社会的移動人口調査結果の概要

山形市・米沢市やその周辺地域にも注目

山形県内では近年、工業地の開発・拡張が進み、地域経済の活性化に向けた動きが加速しています。

特に山形市では「山形北インター産業団地開発事業」が進行中で、令和8年度中の分譲開始を目指し、企業誘致が本格化する予定です。
さらに、米沢市では自動車内外装品製造を手掛ける三井屋工業株式会社が、東北工場の生産能力向上を目的に拡張工事を決定しました。
生産体制の強化だけでなく、新たな雇用機会の創出が見込まれています。

こうした工業地の発展は、市内のみならず隣接する市町村にも労働者が流入するきっかけとなり、通勤圏内での住宅需要を押し上げる可能性があります。
結果として、周辺地域では住宅建設を目的とした土地需要の高まりが期待され、不動産市場にも好影響を及ぼすことが予想されます。

参考:山形市役所 商工観光部|山形北インター産業団地開発事業について
参考:三井屋工業株式会社|東北工場 拡張工事決定のお知らせ

山形県の不動産市況に関連する重要マクロデータの推移

・人口推移について

減少傾向は今後も継続

2025年7月時点の山形県の人口は99万7,341人となり、前年同月比(101万3,543人)から1万6,000人以上も減少しました。
ピーク時の1950年には135万人ほどの在住者がいましたが、2025年に入り100万人を下回りました。
山形県の人口は今後も減少が続くと予測され、2050年には71万人になるとされています。

・人口増減率について

全市町村で見られる人口減少傾向

2024年時点の市町村別の人口増減率を見ると、前年と比較してすべての市町村で減少しています。

【2024年 山形県内の増減率ベスト5】

順位

市区町村

増減率

1位

天童市

-0.60%

2位

東根市

-0.64%

3位

寒河江市

-0.73%

4位

山形市

-0.94%

5位

三川町

-1.17%

【2024年 山形県内の増減率ワースト5】

順位

市区町村

増減率

1位

戸沢村

-3.85%

2位

朝日町

-3.64%

3位

大蔵村

-3.54%

4位

金山町

-3.34%

5位

飯豊町

-3.22%

「戸沢村」や「朝日町」、「大蔵村」は人口減少に加え、老年人口(65歳以上)が多く、特に山形県東部エリアでは少子高齢化が進んでいます。

・年齢構成について

進む少子高齢化

山形県の年齢構成は以下のとおりです。

【年齢3区分別人口の比較】

年齢3区分別

2024年10月
人口(構成比)

2019年10月
人口(構成比)

年少人口
(0~14歳)

10万5,465人
(10.4%)

12万3,129人
(11.5%)

生産年齢人口
(15~64歳)

54万5,333人
(54.0%)

59万988人
(55.1%)

老齢人口
(65歳以上)

35万9,978人
(35.6%)

35万8,498人
(33.4%)

年少人口、生産年齢人口の割合は減少している一方で、老年人口はわずかですが増加しています。
日本全体で進行中である少子高齢化は、山形県でも大きな課題となっています。

・世帯数について

世帯数増加が与える明るい影響

山形県の世帯数は2025年7月時点で40万1,948世帯となり、前年同月比(40万1,917世帯)からほぼ横ばいとなっていますが、10年前の2015年と比較すると以下のとおりです。

【世帯数及び1世帯あたりの人員比較】

 

2025年

2015年

世帯数

40万1,948世帯

39万6,894世帯

世帯当たり人員

2.48人

2.82人

2015年から2025年までの10年間で5,000世帯以上増加しました。
一方で、1世帯あたりの人員は減少していることから、単身世帯や核家族世帯の増加が考えられます。

世帯数の増加は不動産価格を下支えする要因となるでしょう。

参考:山形県庁 みらい企画創造部 |令和6年 山形県の人口と世帯数
参考:山形県庁 企画振興部|令和元年 山形県の人口と世帯数
参考:山形県庁 みらい企画創造部|山形県の人口と世帯数(推計)(令和7年7月1日現在)について
参考:山形県庁 みらい企画創造部|山形県の人口と世帯数(平成27年7月1日現在)

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