「マンションに住みながら売ることには、どんなメリットがある?」
「居住中の中古マンションを早く売るには、どんなコツがあるの?」
など、マンションに住みながら売る方法について、詳しく知りたいと考える人は多いです。
住みながら売ることは、買主に大きな安心感を与えます。
また、売却のコツを押さえていれば、早期かつ高値でマンションを売ることができるでしょう。
コツを知らなければ、チャンスをものにできず、マンションを売ることができなくなります。
そこで、本記事で紹介する内容は、以下3点です。
- 住みながらマンションを売るメリット
- 居住中マンション売却のコツ
- 良い結果を出すための不動産会社の選び方
この記事を読むことで、マンションを早く・高く売ることが可能になりますので、ぜひご覧ください。
コンテンツ
住みながらマンションを売ることのメリットは多い
住みながらマンションを売れば、早期かつ高値で売却することができます。
買主に多くの安心感を与えることができるためです。
住みながらマンションを売るメリットを理解しておけば、早期売買につながる売り方ができるでしょう。
以下は、住みながらマンションを売る3つのメリットです。
- 居住者の顔が見れるので安心される
- 家具の配置などがイメージしやすくなる
- 対応が良ければ早期購入につながる
それぞれのメリットについて、見ていきましょう。
居住者の顔が見れるので安心される
住みながらマンションを売る際のメリットの1つが、居住者がいることで買主に安心感を与えられることです。
中古マンションを探している人の多くは、「売主がどんな人か?」「どんな人が住んでいるマンションか?」など、居住者の様子が気になります。
なぜなら、居住者の印象によってマンションのイメージも変わってくるためです。
住んでいる人が何らかの問題がある人であれば、マンションへの印象も悪くなり、場合によっては購入を敬遠する理由にもなります。
買主が勝手にネガティブな印象を持つこともあるでしょう。
住みながらマンションを売る場合、買主は居住者の顔を見ることができます。
売主が丁寧に対応をすれば、買主に大きな安心感を与えることができるでしょう。
居住者の顔が見れることは、安心感を与え、高額かつ早期売買へとつながります。
家具の配置などがイメージしやすくなる
家具の配置などがイメージしやすくなることも、住みながらマンションを売るメリットと言えます。
居住者がいない部屋だと家具がないため、買主は生活イメージを持つことが難しいです。
テーブルやイス、棚などの家具・家電があることで、部屋の広さや使い方がイメージしやすくなります。
中古マンションは数千万円の高い買い物なので、どの買主も慎重です。
生活がイメージしづらい物件は購入に至る可能性が低くなります。
新築物件にモデルルームがある理由の1つは、生活イメージを持たせることです。
居住者がいる中古マンションも、家具や家電の配置がイメージしやすくなるため、早く・高く売ることにつながります。
対応が良ければ早期購入につながる
住みながらマンションを売ることのメリットとして、良い対応をすれば早期購入につながることがあります。
売主の印象が良ければ、マンションの印象が良くなるためです。
逆に、売主の印象が悪ければ、
「あんな売主からマンションを買いたくない」
「物件は魅力的だけど、あの人と関わりたくない」
など、マンションが売れない理由をつくることになるでしょう。
売主の対応は、買主の物件選びに影響を与えます。
そのため、良い対応をするよう心掛けるようにしましょう。
マンションの早期購入につながる対応や良い印象を与えるコツには、以下9つがあります。
- まずは大きな不要なものを預けるか処分
- ホームステージングで良い写真を撮影する
- 水回りのハウスクリーニングはしておく
- 土日は内覧に備える心構えをする
- 内覧で見られてはいけない箇所を作るな!
- 住み替えローンを利用する場合はスケジュール管理を
- 対応は愛想よく!できれば女性や奥様が!
- 内覧の時に遠慮させない!
- 部屋の温度、香り、明るさなどに注意する
それぞれのコツについて、見ていきましょう。
【コツ1】まずは大きな不要なものを預けるか処分
買主に良い印象を与えるためにも、まずは大きな不要なものを預けるか処分しましょう。
大きな不要なものがあると、部屋や収納スペースが狭く見えたり、生活動線の妨げになるためです。
使用しているものはいいですが、不要なものについては、置きっぱなしにしないようにしましょう。
置いていては、買主に良い印象を与えることができません。
大きな不要ものを片付けるスペースがない場合は、レンタル倉庫を活用するといいでしょう。
場所や規模にもよりますが、月額2,000円〜3,000円で利用することができます。
また、今後使用する予定がないものは、処分も検討をするといいでしょう。
預けるにしても処分するにしても、内覧日ギリギリになると焦ってしまうため、できるだけ早いタイミングで対処するようにしてください。
【コツ2】ホームステージングで良い写真を撮影する
ホームステージングで良い写真を撮影することも、買主に好印象を与えるコツの1つです。
ホームステージングとは、マンションのターゲット層に合わせてインテリアコーディネートをしてくれるサービスになります。
そのため、ターゲット層が好む室内空間を演出することが可能です。
WEBサイトや情報誌に載る写真が魅力的になるため、問い合わせを増やすことができます。
自分で行うコーディネートが、購入者にとって魅力的に映るとは限りません。
どれだけ丁寧にコーディネートをして、キレイに写真撮影をしても、売却に繋がらないと無駄になります。
ホームステージングを利用すれば、自身で撮影するよりもより買主の興味が出る演出ができるでしょう。
良い印象を与え、早期かつ高値売却につながりますので、ホームステージングの利用も検討してみてください。
【コツ3】水回りのハウスクリーニングはしておく
買主に良い印象を与えるために、水回りのハウスクリーニングをしておきましょう。
キッチンや浴室、トイレなどの水回りは、汚れが目立ちやすい場所でありながら、物件の評価を決めるポイントになるためです。
特に、奥様方は水回りを厳しくチェックします。
築年数が新しいマンションであっても、キッチンの油汚れや浴室のカビなどがひどければ、良い印象を与えることはできません。
買主の選択肢から外れる可能性も高いでしょう。
逆に、築年数が古くても、水回りがキレイで清潔な状態であれば、良い印象を与えることができます。
ひどい油汚れやカビなどの除去は、プロに任せるのが1番です。
ハウスクリーニングであれば、数千円〜1万円程度で、水回りやその他の場所をキレイにできます。
多少のコストはかかりますが、早期・高値で売却できると考えれば安いものです。
水回りをハウスクリーニングすれば、買主に良い印象を与え、満足のいく売買につながります。
おそうじ本舗なら日頃中々取れないカビや水アカ、石鹸カスなどそれぞれに合った洗剤や掃除方法でピッカピカにお掃除してくれます。
また、細かい部分はオプションサービス(有料)から選ぶことができるので、徹底的に綺麗にお掃除してもらえますよ。
- 依頼したいけど予算内にできるのか不安
- 掃除してほしい場所があるけどしてもらえるの?
- 水回りってどこからどこまで?
という不安を抱えた方も一度見積もってもらいましょう。
しっかり質問に答えてくれるので安心して依頼できますよ。
【コツ4】土日は内覧に備える心構えをする
土日は内覧に備える心構えをすることも、買主に良い印象を与えるコツです。
多くの人が内覧を希望するのは、土日になります。
そのため、土日は内覧ができるように、仕事やプライベートの予定を調整しておきましょう。
土日の内覧の準備をしておらず、「土日は内覧ができないため、来週の水曜日にしてもらえませんか?」などの対応をすれば、買主に悪い印象を与える可能性があります。
また、土日しか動けない買主もいるため、機会損失になるでしょう。
買主からすれば、土日に内覧をやっていることは当然と考えます。
買主に悪い印象を与え、チャンスを逃さないためにも、土日に内覧を行う準備をしておきましょう。
そして、毎週土日は「いつ内覧しても大丈夫」という心構えのもと、待つようにしてください。
具体的には、以下の行動をして内覧者を待つようにします。
- 室内の掃除
- 空気の入れ替え
- ニオイ対策
- 資料の準備
急に内覧希望が入ることもあるため、旅行などの予定を入れないことも大事です。
土日は、多くのお客さんに会えるチャンスなので、迎え入れる体制を整えていてください。
【コツ5】内覧で見られてはいけない箇所を作るな!
内覧で見られてはいけない箇所を作らないことも、買主に良い印象を与え、早期に売買をするためのコツです。
買主は、室内の様子を確認するために内覧に参加をします。
もし、内覧で見られない箇所があれば、十分な情報を得ることができず、購入判断を下すことができません。
マンションは、数千万円もの高額な買い物な上、何十年と家族が生活をしていくものです。
そのため、すべてを見学できていない状態で購入を決断する人は、ほとんどいないでしょう。
「この部屋を見られるとマイナスな印象を与える」「片付けができていない」など、いろいろな理由があるとは思いますが、内覧ですべてを見学できないことはマイナスでしかありません。
前もって内覧の準備を行い、全部を見せられるようにしてください。
内覧で見られてはいけない箇所がある場合は、早期かつ高値で売却をすることは難しいでしょう。
数千万円もの商品を売るわけなので、見られてはいけない箇所を作らないことは、最低限の準備と言えます。
【コツ6】住み替えローンを利用する場合はスケジュール管理を
購入に住み替えローンを利用する場合は、スケジュールに気をつけましょう。
住み替えローンを利用するには、住んでいる家の売却と新しい家の購入決済を、同じ日にする必要があるためです。
同日でなければ、住み替えローンを利用できません。
そのため、住んでいる家の売却が決まらない限り、新しい住み替え先の購入はできないのです。
どうしても、家の売却に合わせて住み替え先を購入するため、スケジュールがかなりタイトになります。
売却日と契約日が同じでないといけないため、逆算して進めることが大事です。
住み替えローンを利用する場合は、スケジュールに注意してください。
【コツ7】対応は愛想よく!できれば女性や奥様が!
内覧の対応は、愛想よくすることが基本です。
できれば、対応は奥様に任せましょう。
男性が対応するよりも、良い印象を与えられる可能性があるためです。
多くの家庭では、決定権を奥様が持ちます。
そのため、奥様に気に入ってもらうことが、早期売買への近道です。
内覧の案内が男性であれば、奥様の気持ちがわからず、距離感も遠いまま終わることが考えられます。
案内人が女性であれば、調理や洗濯の家事動線など、細かい目線で奥様に説明ができるでしょう。
買主に良い印象を与えたいのであれば、内覧は奥様など女性に任せることをおすすめします。
【コツ8】内覧の時に遠慮させない!
内覧の時は、買主に付いて回らないようにしてください。
買主のペースで見学をしてもらうことが大事です。
ずっと売主が付いて回っていたら、買主は落ち着いて見学ができず、消化不良で内覧が終わる可能性があります。
内覧の際は、不動産会社と買主で好きに見学をさせましょう。
長時間見学しないと納得できない買主もいるため、内覧の日は極力予定を入れないことが大事です。
遠慮させない雰囲気をつくることも、早期売買のために大切なポイントになります。
【コツ9】部屋の温度、香り、明るさなどに注意する
内覧で買主に良い印象を与えるためにも、部屋の温度や香り、明るさなどに気をつけましょう。
部屋の温度が暑すぎ(寒すぎ)ると、売主・買主ともに内覧に集中できません。
温度が気になり、部屋の良い印象はほとんど残らないでしょう。
また、香りや明るさも物件の印象に影響を与えます。
嫌なニオイがあったり、部屋が暗いと、良い印象を与えることは難しいです。
内覧をする前に、エアコンで温度調節をし、部屋の明るさも確かめましょう。
消臭は、当日だけでは対処できない可能性があるため、前もって行うことが大事です。
早期かつ高値でマンションを売りたいのであれば、部屋の温度、香り、明るさなどに注意してください。
内覧時もサポートしてくれる不動産会社を
中古マンションを良い条件で売却したい場合は、内覧時もサポートしてくれる不動産会社を見つけましょう。
内覧時もサポートを行う業者は、多くのノウハウを持っているため、内覧のアドバイスが的確です。
また、少しでも売買確率を高めるために、内覧時に適切なサポートをしてくれます。
このような、内覧に強く信頼できる不動産会社が見方についていれば、安心してマンション売買を進められるでしょう。
不動産会社を探す際は、複数業者で比較をすることが大事です。
「友人の紹介だから」「雑誌に載っていたから」などの理由で、最初から1社に絞るのはもったいありません。
なぜなら、不動産会社ごとで、実績やノウハウ、得意ジャンル、仲介手数料など特徴が異なるためです。
複数の不動産会社を比較することで、自分に合った内覧時も安心できる業者を見つけることができます。
これから、不動産会社を探す方は、一括査定サイトを活用して、最適な1社を見つけましょう。